



田中 聡美
孫を自分の手で取り上げた奇跡の助産師
資格
助産師
出身地
東京
好きなもの
お酒
とにかく妊娠・出産・新生児といったお産に関わる全てが大好きです。
助産師になったきっかけはなんですか?
私が助産師を目指したのは40歳過ぎてからなんです。
助産師になる前は、全然助産師とは関係ない金融関係の仕事をしていました。銀行でパートとかしながら子育てに専念していましたが、40歳すぎて、少し離れて4人目を妊娠しました。
妊娠、出産、新生児期はとても楽しく幸せでした。でも、子育てってやっぱり1人じゃできないじゃないですか。この子は保育園に入れないといけないって思ったんです。
でも、私がこの子と離れて仕事をするには納得できるしっかりした理由を持っておかないといけないと思ったんです。
それで、私は何をしたらいいのか、何をするべきなんだろうと悩んだときに、自分の妊娠と出産のとても嬉しかった経験から、「そうだ。これを仕事にしよう!」と思ったんです。
自分の赤ちゃんが生まれた瞬間ってとても幸せで忘れられないんですよね。
とにかく妊娠・出産・新生児といったお産に関わる全てが大好き。今もずっと好きです。
だから、もし、4人目を妊娠した当時に対話クラスに行ったら「この子は私が助産師になるために生まれてきたんだよ」と言われたんだろうと思います(笑)
それで4人目を保育園に通わせながら看護学校に行き、助産師を目指しました。助産師として初めて就職したのが川崎の市立病院で50歳でした。
バースハーモニーのことは、ずーっとすごく気になっていましたが、当時はやっぱり敷居が高くて踏み出せませんでした。
でも、以前勤めてたクリニックが純子先生がお手伝いに行ってたクリニックで、そのご縁で純子先生と繋がることができました。
その後、是非バースハーモニーで手伝ってとなって、今バースハーモニーで働かせて頂いています。
40歳過ぎてから助産師を目指す勇気が素晴らしいですね。それくらい、妊娠・出産が幸せだったんですね。
自分の赤ちゃんが生まれた瞬間ってとても幸せで忘れられないんですよね。
とにかく妊娠・出産・新生児といったお産に関わる全てが大好き。今もずっと好きです。
だから、もし、4人目を妊娠した当時に対話クラスに行ったら「この子は私が助産師になるために生まれてきたんだよ」と言われたんだろうと思います(笑)
助産院での出産を迷っている方々へ、メッセージはありますか?
今の時代は自然誕生を好む人が減っているので、どうしたら自然誕生のことを知らせられるのかを考えています。
自然なお産にこだわりがある人は、自らバースハーモニーのような助産院を探してくると思いますけど、そうじゃなくて、例えば私みたいに気になってはいるんだけど、やっぱりそういう助産院は敷居が高いと感じる人にも、どうやって伝えればいいのかを考えています。
私の娘たちも実はバースハーモニーでお産しましたが、ここで生まれてきた赤ちゃんを見ると全然違うんですよね。自然の流れに逆らうと、やっぱり不自然なことが起こりやすいんだと、本当に病院でのお産とここでのお産を見るとますます感じますね。
私の娘も、別に私がバースハーモニーにいなかったら、そういう想いもありながらも、普通に病院で産んでたと思います。
少しでも気になっていたら、ぜひ自然なお産をしてほしいと思います。
娘さんたちもバースハーモニーでご出産されたのですね!田中さんが娘さんたちに勧めたからでしょうか?
最初長女のときに、私は自分だったらバースハーモニーで産みたいと思ったけど、やっぱりその考えを娘に強制しちゃいけないと思ったので、あえて言いませんでした。
やっぱりもう一人の大人だから、その人がどういうお産をしたいのかは本人主導で選択するべきですよね。
助産院については、「一つの選択肢として、バースハーモニーに見学に行ってみるのはどう?」という、そんな感じで聞いてみました。
そしたら、長女はちょうど自然派の子だったので、バースハーモニーが気に入ったみたいで、家が遠かったのにもかかわらずバースハーモニーで1人目を無事出産することができました。
次女の場合はどっちかっていうと、ちょっと現実派なんですよね。だけど、里帰り出産することになって、もう私がバースハーモニーで仕事しているから、里帰り出産ならここしか選択肢にないよねみたいな感じで、バースハーモニーで産むことにしました。それを強制するつもりはなかったんですけど(笑)上の子がバースハーモニーで幸せなお産をしていることから決めてくれました。
ちょうどコロナの時期でもあったので、普通の産院では立ち合いができなかったけど、バースハーモニーだったので、旦那さんもちゃんと一緒に立ち合いができて良かったと思います。
ちゃんと立ち合いすることで、二人で一緒にお産できたし、旦那さんもすごく子供に対して愛情を込めて接することができていると思います。
「また産みたい!」というお産を増やしたいです。
自然誕生への思いを聞かせてください。
自然誕生というのは、私の時代ではもうごく普通のことでした。
クリニックで勤務していたので、今はどれだけの方々が無痛分娩を選んでいるのかちゃんと見ていますが、今みたいな無痛分娩とか計画分娩は選択肢としてなかった時代でした。
私の場合、最初から自然なお産にすごく興味はありました。
でも、やっぱり多くの親って、助産院に対して心配がある方が結構多いですよね。「何か大変なことが起きるかも知れない」「命がかかっていることだから、大きなところじゃないと不安だよ」「大きな病院で産みなさい」とか。
40歳過ぎてから4人目を妊娠した時も、自宅で自然分娩で産みたい気持ちが真面目にあったのですが、年齢も年齢だし、まぁいいかってなったんですが、今思うとそれがすごく人生最大の心残りです。
破水したけどなかなか陣痛が来なくて、促進剤を使ってお産した経験もあります。それでも、4人とも皆ほとんど予定日どおりに生まれてきたので、おそらく健康体なんだとは思います(笑)
促進剤を使ったことはもうしかたのないことでしたが、なんだろう、やっぱり陣痛が来る前に予定を組んで、陣痛そのものがない時点で促進剤で無理やり陣痛を起こすというのは、生まれてきた赤ちゃんが自分のタイミングではないのでやっぱりちょっと疲れちゃうかもしれないですね。
純子先生もおっしゃってましたが、悲しいお産をして「もう、出産はいい」ってなってしまう人がいるってすごく悲しいことです。
「また産みたい!」というお産を増やしたいですね。そのために自然なお産を増やしていきたいと思います。
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